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海外ビジネスサポート

沖縄県産業振興公社海外事務所に勤務する所長・駐在員からのレポートや貿易に関すると取引準備・契約・輸出入方法をご紹介。



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《海外所長・駐在員レポート》最新の5件のみ表示しています。

  • 2016.09.02【フランス駐在員】インテリア・雑貨の国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」

    年に2回、1月と9月にフランス パリ郊外の展示会場にて行われる、インテリア・雑貨の国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」は、多くの見本市の中でも規模および質ともに世界トップクラスの見本市と言える。

    一回の開催で約3,000社が出展し、総来場者数は8万人強。しかも来場者の多くが事業者、バイヤー、インテリア雑誌等の記者であり、売り込む出展者には最高の環境だ。

    その見本市に日本企業からも毎回多くの出展があり、その中で私自身は過去6年にわたって商談通訳・サポートを行ってきた。海外進出に成功した企業もあれば、まったく結果が残せなかった企業もまた見てきた。

    そこで、インテリア・雑貨で海外進出(特にヨーロッパ、フランス)する際に、・どのような商品が注目される傾向にあるか・出展する際に最低限心得なければいけない事・事前準備等を、「メゾン・エ・オブジェ」出展を前提として、私の完全に主観的な視点から感じた事を今回は書きたいと思う。

    そもそも「メゾン・エ・オブジェ」には審査があり、ある程度の基準を満たしていなければ出展することすら出来ない。実際、この見本市に出展した時点で商品に箔が付くような展示会であることを主催側は意図していて、それが質の高いバイヤー、大手インテリア、モード雑誌ジャーナリストへの呼び水となっている。しかし、出展できれば何とかなるかと思いきや、そうではない。なにせ3,000社がしのぎを削る展示会なので、最低限の準備をしていなければ、ろくに名刺交換もできない、なんて事もある。つまり、この展示会は海外進出の出発点に過ぎないのだ。

    ここで日本とヨーロッパの見本市の違いにふれたい。

    日本の場合、見本市は製品発表や名刺交換をすることが主だと思うが、ヨーロッパは会場で直接バイヤーが買い付ける商談の場だ。しかし、中にはプライスリストも郵送方法も納品方法も検討しないまま出展する日本企業もあり、実際にバイヤーが買い付けを希望しても対応できず、結局大事な顧客を逃がすということもある。逃がすならまだいいが、あいまいな取引をしてトラブルになる事もあり得るのだ。

    この為、出展する企業には

    1.出展する商品を売ることを大前提にし、商品の関税を含んだ価格表、送料、納品方法を決めておき、それらの書類を最低限英語に訳した状態で準備する(つまり、海外からの小口の発注対応も企業で出来るように環境を準備しておく)

    2.商品紹介のプレスリリース、プレスキットをフランス語と英語で用意する

    以上を最低限やっていただきたいと思う。商品紹介に関してなぜフランス語も?と思われるかもしれないが、この見本市は国際見本市とはいえ7割はフランス人なので、より前向きに商品に興味を持ってもらう為に、フランス語で準備することは重要だと考える。例えば、日本企業が海外の商品に興味を持った場合、日本語でのプレスリリースがあるのと、英語でしかないのではどのような感触を持つか、というのを考えるだけでその重要さは理解出来るだろう。プレスリリースに関してはより具体的な情報を掲載することが重要だと考えるが、企業の中には商品がコピーされることを恐れて情報掲載を渋る場合もある。その場合は商談用、プレス用、一般用と、3種のプレスリリースを作成し、より詳しい内容の商談用バージョンは実際に取引に進みそうなバイヤーおよびディストリビューターのみに配布するとすれば良いだろう。

    加えて、個人的な意見として、コピーされる商品というのは既に商品価値が高いものであり、新規の商品ではあまり心配する必要はないだろう。ただ、商品価値のあると注目されたものは必ずコピーされ、コピー商品が出回る事になる。大事なのは、コピーされても価値が揺るがないように、他の類似品とは素材が違う、とか、デザインを定期的に変えてシリーズ化していく等、企業努力が必要になる。実際、進出に成功している企業は、常にそういった努力を怠らないという印象を受ける。

    次に商品に関して、幸い日本製品は良質という考えが世界中のバイヤーの共通認識なので、商品の品質面で日本基準であれば危惧する必要は全くない。ただ、日本で考案しても製造は別の国で行った、というのは当然ながら日本製ではないので、バイヤーから見るとかなりの減点対象になるようだ。

    日本製でありつつ卸単価が低い、というのがバイヤーの気を引く大きなところだ。しかしながら日本製商品は単価がどうしても高くなるので、その辺の勉強をしなければ商談成立には結び付きにくいように感じる。ただ、単価が多少高くても中上流階級以上の顧客を抱えるバイヤーは興味を持つ。

    その場合

    1.エコな商品(再生資源利用等)

    2.オーガニック等、体に優しいもの

    3.ハイセンスなもの(トレンド)

    が要求されると思う。最後の「ハイセンス」というのが別業者から参入した企業にはかなり難問だが、そこは積極的に、事前にデザイナーの方々との接触を図ってみるのも良いのではと思う。

    というわけで、かなりざっくりと書かせていただいたが、私の経験では「売れる商品」は1〜2回の出展のうちに必ず何かしらの反応がある。多くの場合、その間に既にバイヤーが具体的な注文を入れたり、ジャーナリストから取材+プレスキットの要請を受けたり、ディストリビューターが販売契約を希望したりする。逆に1〜2回の出展で芳しい反応がない場合は、難しいと思ったほうがいい。つまり、「最初が肝心」だからこそ、初出展の際には手を抜くことなくこの世界での戦いに挑んで欲しい。

    沖縄県産の商品が海外進出、ヨーロッパに進出することを心より願っています!
    (担当:大城)

  • 2016.09.02【インドネシア駐在員】インドネシア国際オートショー

    8月11日〜21日の日程で、インドネシア国際オートショーが開催された。インドネシアで最も大きな自動車ショーで、期間中、今年も約46万人が訪れた。日本のモーターショーのように、その年のテーマにあわせたコンセプトカーなどが展示された他、各ブースでコンサートやゲームがあり、家族で見て回っても楽しいイベントである。
    また、インドネシアでのオートショーは、即売会の意味合いも強くもつ。各メーカーは、コンセプトカーや高価な最新モデルに加え、販売台数をてこ入れする為、売れ筋グレードの新型を投入する。例えば、メルセデス・ベンツで言えば、マイバッハなどのプレミアム・クラスに加えて、売れ筋のCクラスのモデルが新しく投入される。そして、どのメーカーも期間中数百台の販売目標が設定され、セールスマンがブースを走り回る。

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    大衆車を得意とする日系メーカーも、こぞってこのタイミングで、新車の販売を開始する。今年は、トヨタ・ダイハツがLCGC(低価格グリーンカー)の3列7人乗りのMPV(多目的車)を、スズキ・三菱自動車・ダットサンは、クロスオーバータイプを発表した。各メーカー、初めて自動車を買う層や、新しく買い換えたい層、新しいもの好きの富裕層など、それぞれの需要を調査した上で綿密な戦略をたて、このイベントに臨んでいる。経済低調の昨今、少しでも販売台数を伸ばしたい各メーカーにとっては、このオートショーは失敗できない重要なビジネスの場となっている。
    今年1〜7月の新車販売統計によれば、昨年同期比、2.3%プラスに動いている。
    商用車の販売低迷が激しいが、乗用車は上向いているのではと期待されている。

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    新車販売台数が順調に伸びている一方で、世界で最も渋滞が深刻な都市と言われているジャカルタの渋滞は、さらに激しさを増している。自動車の占有面積が道路のそれを上回り、首都の交通が麻痺するグリッドロック状態に陥るのは時間の問題、秒読み段階とも言われる。

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    都心への進入制限制や地下鉄・高架橋工事など、あらゆる対策が打たれてはいるが、現時点で根本的な解決策は見えていない。経済が停滞していると言われるものの、新しく販売されている自動車の数は、年間100万台単位で増えている。
    経済の発展を望む一方、その発展により加速するかもしれない首都交通麻痺の危機という問題、インドネシアは、今その矛盾の真っ只中にあるのかもしれない。
    (担当:太田)

  • 2016.09.02【タイ駐在員】バンコクTITF(Thai International Travel Fair#)

    バンコクでは、7月TITF(Thai International Travel Fair#)という旅行博が開催された。

    海外旅行全体を扱い、パッケージツアーや航空券、レンタルWi-Fiなど関係する商品を含んだ即売会の要素が大きいフェアであり、その規模も大きい。例年4日間で30万人を超える集客を実現する、タイ人の海外旅行にとっての一大イベントであり、2月と8月(今回7月)の2回開催される。

    タイの旅行シーズンのピークは、タイ正月のある4月である為、その時期の渡航に向けての旅行を検討する方々へリーチする2月のTITFは、1年で一番の盛り上がりを見せる。

    対して8月のTITFは、10月から年末にかけてのもう1つのピークシーズンに向けたイベントである。今回は主催者の意向で、8月でなく7月開催になったそうだが、バンコクを離れる人も多い大型連休の最中に開催されたこともあり、2月に比べると来場者は少なかった模様。

    沖縄県は今回、ジャパンブースゾーンに4ブースを連結させたブースを出展して、沖縄のプロモーションを行った。ブースに来場したタイ人の方と話をして毎回思うことは、日本について詳しい人が増えているということである。時期に合った見どころやイベント、交通機関についての質問から、ホームステイがしたい、というような内容まで、かなり細かく具体的な内容も質問されるようになってきている。そして、それらは日本やヨーロッパなど海外旅行に慣れている人から聞かれることが多い。

    TITFでは、海外旅行を楽しむタイの方が確実に増えていることを感じる。多くの選択肢の中で、沖縄を選んでくれる人が増えるように、沖縄の魅力を伝えていきたい。
    (担当:伊禮)

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  • 2016.09.02【福州駐在所】CIFITに向けて

    9月8日から4日間、中国アモイ市で開催されるCIFIT(中国有数の大規模国際投資商談会)に向けて、7月19日に県産業振興公社一行がアモイ市にあるCIFIT事務局を訪問しました。沖縄県からCIFITへの出展は、今回が5回目となります。出展する沖縄県企業がより良いバイヤーとの商談や出展商品のPR等が出来るよう、事務局との間で意見交換を行いました。事務局は、これまで出展した沖縄県企業に対して、感謝の意を伝えた上で、もっと多くの沖縄企業が出展できることを期待しており、今年の沖縄ブースにも全力で協力すると話した。
    (担当:黄)

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  • 2016.09.02【シンガポール事務所】沖縄の食・旅・MICE・マスコット 認知度向上活動

    7月末から8月の間に<沖縄>の認知度を上げる為の、様々な活動が行われた。
    まず、7月末の週末、人気日系レストラン<Sun With Moon>に沖縄観光マスコットのマハエちゃんが現れた。同レストランは7月から8月末まで2ヶ月間、金武あぐー、海ぶどう、ジーマーミー豆腐等、沖縄料理の限定メニューを提供する事になっていた。多くのお客様に沖縄料理を試食して欲しくて、マハエちゃんが出張し、ランチタイムの間お客様と触れ合ったり、記念撮影したり、レストラン内を回った。マハエちゃんに記念撮影を求めたり、可愛いと褒めてくれるお客様が多かった。海ぶどうも人気で、あちらこちらのテーブルで見かけた。
    マハエちゃん効果で、沖縄料理の風をシンガポールに吹かせる事が出来るかもしれない。

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    8月に、3つの旅行博で<沖縄>を全面的にPRした。
    8月4日は、マレーシアの首都クアラルンプールの人気ショッピングモールMidvalleyにて開催されたMITM (Malaysia International Travel Mart)に出展した。
    8月12日に行われたNATAS Fairでは、クルーズ会社のブースにおいて、新しい航路(台北?沖縄)のPRとして、以前乗船したお客様に向けて沖縄紹介のセミナーが行われた。セミナー終了後、お客様からの問い合わせもあり、効果的なセミナーだったと感じた。
    更に8月19日のTravel Revolutionは、旅行社が実施したMICEセミナーで<次のMICE、沖縄に>のテーマで企業向けにトークが行われた。企業の経理担当や人事部の方が約30名来場し、お昼ご飯を食べながらトークを聞いてくれた。トーク終了後、クイズタイムを設け沖縄についてのクイズを出し、正解を出したお客様にプレゼントを贈った。
    お土産には、トークの中で紹介した星砂の記念品も配り、お客様から"とても良いトークだった"等、嬉しい言葉を頂いた。

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    また、Travel Revolutionの3日間、毎日2回実施されたマハエちゃんと写真を撮るイベントも大繁盛だった。プリントされたマハエちゃんとの記念写真を貰ったお客様たちは、満面の笑みだった。

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    長時間沖縄ブースに立ち、ローカルのお客様に沖縄の魅力を色々と説明した県内事業者やスタッフ、そして大人気だったマハエちゃんマスコットの努力が、年末のチャーター便や沖縄の認知度向上に繋がることを期待する。
    (担当:ドーン)