
沖縄県では8/15〜21にかけて、知事を団長とする「中国主要都市トップセールス」を実施しました。香港〜広州〜上海〜北京において、定期路線誘致、増便要請活動、沖縄県産品の販路拡大等を目的に航空会社や民間企業を訪問しました。併せて、北京の旅行社等を招待してのMICEセミナー(Meeting, Incentive, Convention, Exhibition のそれぞれの頭文字を取った造語)を開催し、企業の会議や褒賞旅行による観光誘致等を行いました。
今年は北京をはじめ中国各地からのチャーター便が増加傾向にあり、中国、ソウル、香港、台北などからのチャーター便を合計すると約270便の就航が予定(2010年6月時点)されています。この機をとらえて本県では2010年を「インバウンド強化年」と位置づけ、その中核事業として上述のトップセールスを実施しました。
海外路線の定期便は、7月現在、台北〜沖縄は週14便、香港〜沖縄は週13便、ソウル〜沖縄は週3便となっており、上海〜沖縄の週2便は、海外各地に比ベると少なく、上海便の増便及び中国各地からの新規就航を目指しているところです。
知事トップセールスの成果として、今回の訪問先の一つである中国4番手の航空会社・海南航空からは、北京〜沖縄の定期路線開設の許可を中国民用航空局から得たとの情報があり、早ければ、年末にも定期線就航が見込めそうです。同定期便が就航すれば、北京及びその周辺の東北地域からの避寒を目的とした観光需要を掘り起こせる可能性があります。
また、物産販売においては、知念沖縄県経済団体会議長をはじめとする沖縄視察団が 前回お伝えした高級スーパー「Ole’」(徐家汇/港汇公场 シージャーフイ/ガンフイゴンチャン)を視察しました。 沖縄県産生マグロの売れ行きや今後の販売展開について生鮮食品担当者に確認したところ、価格は1キロ当たり540元(約7千円)と冷凍魚などに比べれば割高なものの、お客の反応はよく、今後も取り扱いたいとの話がありました。
トップセールスを契機に、ますます、中国〜沖縄間の経済交流が活発化していきそうです。
上海の高級スーパーOleを視察
在中国日本大使館にて丹羽大使と面談
中国外交部(外務省)を訪問
海南航空有限公司を訪問
MICEセミナーIn北京の様子

7/30からオープンしました高級スーパー「Ole’」(徐家汇/港汇公场 シージャーフイ/ガンフイゴンチャン)にて、沖縄直送の鮮魚の販売を行いました。意外にも知られていないですが、沖縄の漁獲高のトップはマグロ。今回、キハダマグロ、ヤイトハタ(ミーバイ)などを上海を代表する高級ショッピングエリアにて販売しました。中国向けの水産物の輸出には手続や物流面等での課題があり、長崎県など一部の県でしか、鮮魚は扱っていません。日本の鮮魚を扱うことで他のスーパーとの差別化を図りたいOle側と沖縄国際貨物ハブを活用した県産品の販路拡大を目指す沖縄県との狙いが一致し、今回の輸出が実現できました。今回の販売を皮切りに、中国全土の富裕層向けに鮮魚を販売する予定です。
上海での鮮魚販売のために駆けつけた在沖縄県の水産加工業者及び輸出業者のみなさん
マグロ解体ショーの様子

北京に本社を置く北京カイサー旅行社(陳小兵社長)が7月から2月までの間で約50本のチャーター便を運行します。1便あたり約150席として、満席であれば、7500人の送客が見込まれます。既に申し込みは多く、同社の日本部担当:陳杰さんも自信満々の様子。
同社は昨年及び今年の1月〜2月の春節(旧正月。1年の中で最も長い休暇の時期)にチャーター便運航の実績があり、今回は、【夏の沖縄】を紹介する旅行となっています。
6/24〜27にかけて開催されたBITE(北京国際旅遊博覧会)においても、同社ブース内にて沖縄旅行を積極的にPRしており、(写真参照)また、7月15日からは旅行専門局の「旅遊衛視」にて沖縄特集番組の放映も決定しております。
7月1日より中国観光客個人ビザ支給要件も大幅に緩和され、今後の中国→沖縄の観光客の増加が見込まれるなか、まさにグッドタイミングな就航です。

2010年4月より沖縄県産業振興公社上海事務所に赴任しております本永と申します。中国〜沖縄間の経済交流、観光客誘致など県内企業のサポートをさせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。
また、2010年4月よりスタッフを1名増員しました。併せてよろしくお願いします。

北京に本拠を置く中国旅行社総社(CTS)のMICE(*)部門であるCTS国際会議展覧有限公司(総経理・王欣氏)が、社員とその家族等約250名規模の社内インセンティブツアー実施のため、石垣市を訪問しています。
2010年2月19日の2班(東京経由と大阪経由1グループずつ)を皮切りに、20日と21日にも各2班、合計6班に分かれ、それぞれ3泊4日の日程で石垣に滞在予定です。
沖縄県では沖縄観光コンベンションビューローと石垣市観光協会がタイアップし、19日に大浜・石垣市長が出席して石垣空港での歓迎セレモニーを実施したほか、21日夕方の全体会合時には伝統芸能の派遣も予定されています。
同社は、北京において商務旅行や社員旅行、報奨旅行などのビジネス関連のツアーに強みを持っており、昨年、北京3社(中国旅行社、港中旅国際旅行者、招商局国際旅行社)合併で体制刷新した有力大手旅行社です。そのMICE部門の初めての年次総会が沖縄・石垣島での開催となりました。今回の石垣開催は沖縄の魅力を理解していただく絶好の機会となりそうです。
【※参考ウェブサイト】
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・中国旅行社総社HP こちら (MICE部門は こちら)
・石垣市観光協会HP こちら ←要チェック!
・沖縄タイムス掲載記事(2010.2/20付)
『中国から研修250人 大手旅行社が石垣滞在』
(*)MICE(マイス)とは:
Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行)、Convention またはConference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語で、ビジネストラベルの一形態を指す。一度に大人数が動くだけでなく、一般の観光旅行に比べ参加者の消費額が大きいことなどから、MICEの誘致に力を入れる国や地域が増えている。日本でも、国のインバウンド振興策に連動し、自治体による海外向けの誘致活動が盛んになっている。
〜ツーリズム・マーケティング研究所HPより
(了)